スポットランディング(定点着地)
同じ発射台から打ち上げ、ねらったエリアにできるだけ近くパラシュート着陸させるもの。ロケットの特性や気象の条件、特に風に対する知識が重要だ。空を流れる雲、揺れる梢、翻る旗、全てを自分の味方に付けなければならない。
高度到達競技
同じ基準の機体で、同推力のエンジンを使い、出来るだけ高くロケットを打ち上げる競技だ。空気の抵抗を小さくしたり、出来るだけまっすぐ飛ぶような機体の製作技術が問われる。またフィールドでの気象の読みも大切だ。航空力学の知識をフル動員して、新記録を目指そう。
滞空時間競技
パラシュートやストリーマあるいは翼を使って、出来るだけ長い時間ロケットを空中に滞空させる競技だ。パラシュートの場合、軽量化した出来るだけ大きなパラシュートを使うことだけではなく、機体全体を超軽量にしたり、スムーズに回収装置が作動するような方法を実現することが大切だ。グライダーの滞空競技は見ているだけでもとても楽しい。自分が大空を舞っているようで、とても胸がスカッとする種目だ。
クラフトマンシップ
ロケットの出来映え(工作技術)を競う競技だ。小さいだけで本物そっくりにつくるスケール競技や、飛ばした姿までも本物にそっくりであることを競う。小さくても補助ロケットを分離したり、人工衛星を放出したりするパフォーマンスもちゃんとするのだ。展示専門模型(ディスプレイモデル)と違って、軽く、強く、航空力学にかなったように作らなければならないので、モデルロケットのなかでは最高級の技術が必要だ。
その他
とてもユーモラスな形をしたものや、絶対飛びそうにないものを飛ばすOdd-Rock競技や、出来るだけ空気抵抗の大きなロケットをつくって競争するドラッグ競技などがある。Odd-Rockとはアラビアンナイトにでてくる怪鳥のこと。またドラッグとは空気抵抗のことで、カーレースなどのドラッグレースに引っかけてある。
またモデルロケットに人が乗ることは出来ないが、生卵を積んで打ち上げ、こわれないで回収する、エッグロフトという競技もある。生卵が壊れるよう打ち上げや回収なら、人は乗れないね。生卵が宇宙飛行士だと思って、宇宙から無事に生還させる競技なのだ。
なぜスポーツか?
自分が飛ぶわけでもないのになぜモデルロケットを打ち上げることがスポーツなのか?それは君も体験してみるとわかるよ!風や雲を読んだり、草原や砂漠のなかを地図やコンパスをたよりに何マイルもロケットを追いかけて回収に行かなければならないこともある。ロケットの競技会では野球やゴルフなみに、かけたりあるいたりする覚悟が必要だ。