1996年競技規則
◆総則◆
●参加資格
・老若男女、国籍を問わず参加は自由とするが、12歳以下の競技会参加者については親権者(または
保護者)の同伴を必要とする。
●エンジン
・使用するエンジンは、日本モデルロケット協会(以下JAR)の認定品でなければならない。
●機体
・原則として市販キットを使用すること。ただし、JARの発行するライセンスを所持した者に限り、
自作機体の使用を認める。
・自作機体の場合、事前に飛行テストを行い、安全な飛行が行える事を確認しておく事が義務付けられ
る。機体は、紙、木などの非金属を用いて製作されたものでなければならない。
・機体は競技参加者自身が製作(キットの場合には組立)したものでなければならない。
●リカバリーシステム(回収システム)
・リカバリーシステムは、パラシュートまたはストリーマーを必ず装着する。
・パラシュートの直径は150mm以上とし、3本以上のシュラウドラインを取り付ける事。
・ストリーマーは、均質、無孔の長方形であり、数量は1個に限定される。
・ストリーマーの長さと幅の比は10:1以上なければならず、また幅は少なくとも25mm以上なければ
ならない。
・ストリーマーの一方の端には補強材を取り付け、その補強材にシュラウドラインを接続すること。
・ストリーマーと機体を接続するシュラウドラインは1本とする。
●発射台
・原則として、主催者が準備する発射台を使用するものとするが、競技会参加者が持参した発射台を使
用する事も可とする。ただし、その発射台の安全性には十分に留意すると同時に、発射角度が別途定
められる規定角度(鉛直より各30度以内)を越えない構造となっている事。
●エントリー
・競技会参加者は大会当日の決められた時間内に、所定のエントリーカードに必要事項を記入し、参加
費を添えて受け付けを済ませる事。
・受け付け時にゼッケンまたは参加者証などの競技者を示す識別物が渡されるので、それを必ず着用す
ること。
●検査
・各競技種目毎に機体及び使用エンジンの検査が実施され、合格時には検査員のサイン(またはスタン
プ)がなされる。
・機体検査で不合格となった機体またはエンジンは、理由の如何を問わず競技会では使用する事は出来
ない。
●打上げ準備
・エンジン及びイグナイターの装着は、必ず、指定された打上げ準備所で行う事。
・エンジン、イグナイターの装着の完了した機体は、呼び出しのあるまで打上げ準備所に保管し、みだ
りに打上げ準備所外に持ち出さない事。 ・呼び出しがある前に発射場に立ち入る事は禁止する。
・呼び出しがある前には、エンジン及びイグナイターなど、打ち上げに必要な準備は完了させておく事。
●打ち上げ
・呼び出しが行われた時には、速やかに発射場に行き、係員の指示に従い発射台に機体をセットする。
●失格
・打ち上げの呼び出しが行われた後3分以内に発射準備が完了しない場合にはそのラウンドは失格とな
る。
・カウントダウン0の後、5秒以内にエンジンに点火しない場合には不点火と見なされる。
・1ラウンドで2回の不点火を行うと、そのラウンドは失格とされる。
・審査員によって安全なフライトでは無かったと判断された場合にはそのラウンドは失格とされる。
●競技中止
・天候不良などの理由により競技会が中止となる事がある。
・天候不良、視界不良などの理由により、競技進行中といえども以後の競技は競技長の判断により中止
することがある。
・雨天
・平均風速8m/sを継続して越える場合
・視程が500mに満たない場合(開催種目により問題が無ければ除外)
・その他悪天候
・自作機体で安全な飛行が行えなかった競技者が出た場合、その競技種目そのものを中止とする。
・競技開始後に中止が決定された場合、途中となった種目については記録済みの他選手の成績も無効と
する。
●抗議
・当該競技の終了が宣言されてから20分以内に競技参加者のみが、2000円の審査申立料を添えて競技
委員長宛に抗議を申し立てることができる。
・審査申立料は、抗議内容が正当であると承諾された場合に限り、申立者に返却される。
●獲得ポイント
・各種目とも、上位10名に次のポイントを与える。
1位:15点
2位:12点
3位:10点
4位: 8点
5位: 6点
6位: 5点
7位: 4点
8位: 3点
9位: 2点
10位: 1点
●表彰
・各種目別に上位3名が表彰される。
・JAR主催またはJAR認定の地区競技会における各種目の優勝者に対しては、全国大会への出場権
(シード権)が与えられる。
※1996年度より、総合順位は廃止する。
●その他
・上記記載以外については、JAR制定の自主消費基準規定を遵守する事。
・本競技規則は予告無く変更する事がある。
・各地方大会において、本競技規則から若干の変更がある場合がある。
◆競技種目◆
●定点着地競技 決められた発射地点から打ち上げ、着地指定点に近い位置に着地させる競技。
* エンジン A型、レギュラーサイズのみ。
* 機体 全長:無制限 直径:無制限 重量:60g以下
* リカバリーシステム パラシュート、ストリーマーのいずれかを使用する
●高度競技 規定エンジンを用い、最高到達高度を競う。
* エンジン 1/2A型、レギュラーサイズのみ。
* 機体 全長:200mm以上 直径:18mm以上 重量:40g 以下
* リカバリーシステム パラシュート、ストリーマーのいずれかを使用する
●パラシュート滞空競技 規定エンジンを用い、パラシュート仕様の機体で滞空時間を競う。
* エンジン 1/2A型、レギュラーサイズのみ。
* 機体 全長:200mm以上 直径:18mm以上 重量: 40g 以下
* リカバリーシステム パラシュートのみを使用する
●ストリーマー滞空競技 規定エンジンを用い、ストリーマー仕様の機体で滞空時間を競う。
* エンジン B型のみ。
* 機体 全長:200mm以上 直径:18mm以上 重量:100g 以下
* リカバリーシステム ストリーマーのみを使用する
●エッグリフト 規定エンジンを用い、生鶏卵を搭載して最高到達高度を競うと同時に、搭載した
生鶏卵に損傷の無いように回収する競技。
* エンジン C型のみ。
* 機体 全長:400mm以上 直径:30mm以上 重量:180g 以下
* リカバリーシステム パラシュート、ストリーマーのいずれかを使用する
●スポーツスケール 規定以内のエンジンを用い、実在するロケットを模した機体でスケール度等を競う。
* エンジン 複数個を使用する場合でもトータルで20Ns以下で且つ、総火薬量は20g以下とする。
* 機体 全長:180mm以上 直径:18mm以上 重量:150g 以下
* リカバリーシステム パラシュート、ストリーマーのいずれかを使用する
◆計測◆
●高度
・到達高度値が成績となる競技種目の場合、その高度は次の方法により計算される。
ベースラインは200m以上の一直線とし、その直線距離の中心を射点とする。そのベースラインの
両端に測定ポイントを設ける。
測定項目は上下角のみとし、水平角は測定しない。両端の測定点の計測角度からそれぞれ高度を計算
し、次項の計算式に基づき計算する。なおベースラインが諸条件により、200mに満たない場合に
は高度競技を行わない。
●定点
・中心(射点)からの距離により得点配分し、着地したサークルに配分された得点を加算する。
基本的に2回の打ち上げの合計点で順位を決定する。
得点配分は原則として以下とする。
2m以内 : 10点
2m超 5m以内 : 8点
5m超10m以内 : 7点
10m超15m以内 : 6点
15m超20m以内 : 5点
20m超 : 3点
●時間
・時間計測は2名の計測員によって計測され、その平均値を競技記録とする。
・計測時間は、1/10秒以上を計測値とし、それ未満は切り捨てとする。
・フライトは、次のような場合終了したとみなされ、時間計測を終了する。
・機体の一部が地面、建造物、樹木などに接触した時点。
・機体が障害物や雲の陰に入り確認出来なくなった時点で時間計測者は10秒間だけ計測を続行
し、その後も機体が確認出来ない場合には時間計測を終了し、計測された時間から10秒差し
引いた値を滞空時間として記録する。
●スポーツスケール
・ドキュメント(実機資料)などは不要とするが、機体製作時に使用した写真などは添付すること。
・得点順位は付けないものとする。
・開催競技会によって、各種の賞を設定するものとする。
注意)この資料は、協会から発行される競技規則と改行位置が変更されています
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