ロケット甲子園2021 in JAPAN)競技規定
(ロケット甲子園の競技規定で不明な点は、米国のTARC2020原文を優先します)
令和 1年 6月19日
特定非営利活動法人 日本モデルロケット協会
本競技規定は2020年のTARC国際大会に参加を基準としていますが、国際情勢が急変する状況がありますため、日本国内大会での結果を優先し、国際大会への参加を確定するものではありません。 |
1.チーム
チームの構成メンバーは中学1年生から高校3年までとし、1チーム3名以上10名以下とする。ただし、その参加校はモデルロケット全国大会出場の経験を有していること。
昨年までは、TARC国際大会が海外への遠征となること、また内容として高度な技術を必要とすることから、高校生に限定していましたが、国内での中学生の技術水準が上昇したと判断し、中学1年から参加可能としました。
※2 ロケット甲子園に参加するチーム又は学校は、下記(@A)のいずれかの条件を満たすことが必要です。
@ モデルロケット大会への参加経験を積むため、モデルロケット全国大会に最低1回は参加することが必要です。(学校が同一であれば良く、メンバーは問わない。
A ただし、ロケット甲子園に正式エントリーした後のメンバー交代は認められない。)
または、ロケット甲子園の地方大会に出場経験が必要です。
※3 (渡航費用補助金が支出)
ロケット甲子園の優勝チームにIRC国際大会への渡航費として、ロッキード マーチン社の他、日本のナブテスコ、IHIなどが協力いただけることが決まっています。なお、国際情勢の急変によりIRC国際大会へ確実に参加できることを保証するものではありません。国際情勢の急変によりTARC国際大会へ確実に参加できることを保証するものではありません。
2.機体
機体総重量 |
打ち上げ状態で650g以下(生卵1個および高度計を含む) |
ボディー長 |
全長650mm以上(25.6インチ)
機体(airframe)とは、ロケットして飛翔に必要な構造を指
し、ノーズコーン、胴体、翼等を含みますが、エンジンは含み
ません。
機体長は、ロケットの発射姿勢において、機体の上端から下
端までの長さです。 |
エンジン |
F型または最大80ニュートン秒以下。ただし、日本国内にて
JAR認証のもとで流通しているエンジンに限ります。 |
ペイロード
(ロケット上部) |
◇ 生卵1個、高度計
◇ 生卵の重量:55g〜61g、直径:45mm以下(米国と
日本の基準で55gを超える生卵がないとき、近い重量の生卵
を用意し測定結果を記載します。)
(注)回収後、搭載している生卵の一部でもひび割れが確認で
きる場合、JARオフィシャルと参加者相互の確認により失格
となる。
※ 搭載する生卵は上記基準を基本に選別しますが、自然形成物
のため、基準を満たさない場合があります。その際は質量を優
先いたしますのでご承知おきください。 |
滞空時間 |
1回目:39秒 〜 42秒
2回目:41秒 〜 44秒 |
滞空時間得点 |
◇ ロケットが発射台を移動し、機体の一部が地面又は木に接触
するまでの時間を滞空時間とする。目標時間と滞空時間との差
(単位:秒)を4倍し滞空時間得点とする。(記録時間の計算に
ついてはTARC2020を参照) |
目標高度 |
1回目:775フィート
2回目:825フィート |
高度得点 |
◇ 搭載した高度計(perfectflite APRA,/Pnut/,Fireflyのどち
らかを使用)を、JARオフィシャルと参加者の確認により、0
リセットしたのち、発射し、回収後にJARオフィシャルと参
加者により高度を確認する。
◇ 目標高度リセットを行う地点と射点には高度差があるため計
測値を補正する。
◇ 目標高度と計測高度との差(単位:フィート)を高度得点と
する。 |
回 収 |
◇ ロケットのすべての部分は離陸から着陸まで一緒に接続され
ているか繋がれていること。
◇ ロケットはパラシュートで回収する。 |
順 位 |
順位は滞空時間得点と高度得点も合計により決定する。 |
なお、上記規定では判断できない場合は当協会へ問い合わせてください。
本競技規則のお問い合わせは、当協会までご連絡ください。
《重 要》
大会参加者は、必ずライセンスを所持し、見える位置に提示してください。
大会は、FAI国際航空連盟主催競技に準じ運営しています。
したがって、ライセンスを不携帯の場合は、大会に参加できません。
見学される方は、ライセンスは不要です。主催者の指示に従い打ち上げ場所(発
射台)から安全な距離をとって見学してください。
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